US History1〜ヨーロッパ人のアメリカとの対面〜



何万年も昔、氷河期に、アジア北東部から今の
(そのときは海水は引いていました)を渡ってやってきた人々が
アメリカ大陸への最初の移住者だといわれている。
彼らの技術革新は旧世界に比べるとかなり遅いものがあった。
(後に発見されるアメリカを「新世界」と呼ぶのに対しその他を「旧世界」とした)
その理由は、
思いつきの交換ができなかったからである。
いくつもの思い付きが一つの発明を生み出すのであって、それが足りなければ技術革新は起こりえない。


彼らはヨーロッパ人と会ったとき、
労役動物・車・金属道具をもっていなかった。
アメリカ大陸では馬のような強い動物はおらず、リャマや犬くらいなものであった。
そのため動く何かに自分が乗って移動するとか、重い何かをのせて運ぶという発想にいたらなかったのである。
これでは車という発想はおろか、動物を労役に服させるなど、思うわけがない。
しかしインディアンたちも、ヨーロッパ人の持っていないものをもっていた。
有名なものではとうもろこし。他にも七面鳥やイチゴ、かぼちゃなどもそうである。
また、自然のなかでの生活方法も彼らはよく知っていた。
カヌーの形もその当時インディアンが使っていたものと今のものとではほとんど変わっていない。


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